仮想通貨(暗号資産)のチャートを読み解くポイントを教えます。 | アフィリエイトや投資事業、FX、バイオプ、MLMの達人「かねつくのオフィシャルサイト」

2022.10.11

2022.10.11

仮想通貨(暗号資産)のチャートを読み解くポイントを教えます。

仮想通貨(暗号資産)の取引を始めると、価格の変動の大きさに驚くでしょう。他の金融商品のように中央に管理者がいないため、ストップ高などの価格の過剰な変動を食い止めるような制度がありません。価格の変動率(ボラティリティ)が大きくなってしまい、ときに40%を超えることもあります。仮想通貨への投資はとてもハイリスクハイリターンです。そのためチャートなどを使って価格の変動を予測することが必要になります。

今回は仮想通貨のチャートを読み解くポイントを紹介します。チャートを使いこなして、1段上の取引ができるようになりましょう。

基本的なチャート「ローソク足」と「移動平均線」を読み解こう

仮想通貨(暗号資産)のみならず、多くの金融商品で最も広く使われるチャートが「ローソク足」と「移動平均線」です。ローソク足と移動平均線は最も多くの投資家が利用するチャートで、このチャート通りに投資をする人も少なくありません。そのためその予測通りに価格が動く可能性も大きいです。ぜひ読み解き方をマスターしましょう。

ローソク足はどんなチャートなのか?

ローソク足は一定期間内での始値、高値、安値、終値の4つの値を1本の「ローソク足」という棒状のもので表し、並べたものです。江戸時代の日本で考案され、現在では世界中で使われています。ローソク足においては買い方と売り方が対立し、買い方が勝った、つまり始値より終値が高い線を「陽線」、反対に売り方が勝った、始値より終値の安い線を「陰線」と呼びます。陽線と陰線はチャート上で別々の色で表示されます。

また安値と高値は始値と終値の差額を示す棒状の部分(実体)の上下に「ヒゲ」と呼ばれる細い線で示されます。高値は棒状の上側(上ヒゲ)に、安値は下側(下ヒゲ)から伸び、ヒゲがないものを「丸坊主」と呼びます。

実体の長さはそのときの市場の勢いを示します。陽線の長さは買いの強さを、陰線の長さは売りの強さを表しています。始値と終値が同値となったときには十字の線(寄引同事線)が表れます。ヒゲの長さは市場の勢いに反する動き、すなわち抵抗の強さを示します。上ヒゲが長い場合は買いが優位で、大きな高値を記録しながら終値へと戻した、売りの強さを表します。反対に下ヒゲが長い場合は買いの強さを表しています。

ローソク足で相場の変動を予測しよう

実体とヒゲの長さから、ローソク足は9種類に分けることができます。この中には相場の強さや相場の転換点を表すものがあり、見方を覚えることでチャートを見るだけで相場の動きを予測することができるようになります。

実体の大きなローソク足を「大陽線」、「大陰線」、さらに大陽線と大陰線の中でもヒゲのないものを特に「陽線坊主」、「陰線坊主」と言います。これは現在の相場の勢いが強く、しばらく続くことを表しています。

ヒゲの長いローソク足が表れたときは、相場の転換を示す可能性があります。

上ヒゲの伸びた「上影陽線」、「上影陰線」が高値圏で表れたときには、買いが盛んに行われてきた中で、何らかの要因によって売りが強くなったことを示すため、今後相場が下落へ転向する可能性があります。また高値圏で下ヒゲの長い陰線である「下影陰線」が表れた場合も、相場の下落への転向を示唆します。

反対に下ヒゲの伸びた「下影陽線」が安値圏で表れたときには買い方の抵抗を表しており、今後相場が上昇へ転じることがあります。下影陰線も安値圏で表れたときには陽線へ転ずるほどではないにせよ、買い手による抵抗があったことを示すため、今後相場が上昇へ転ずることを示唆します。

最後に「寄引同事線」が表れたときには、買い手と売り手の拮抗を示します。高値圏では下落への、安値圏では上昇への転換を表しています。

移動平均線はどんなチャートなのか?

移動平均線(単純移動平均線)一定期間内の平均価格を結んで線にしたチャートです。価格の推移を示したグラフと移動平均線の位置関係を見ることで、仮想通貨(暗号資産)の価格推移の転換や強さを推測することができます。

基本的に移動平均線は投資家の心理を示しています。なので価格が移動平均線に沿って推移する傾向があります。上昇トレンドが続いていると、投資家は上昇が続く中でも安く買いたいと思います。その中で価格が下降し、移動平均線付近を目安に再び上昇へ転じます。反対に下降が続く相場だと、移動平均線付近で再び下降へ転じます。このように一時的な価格の変動の節目となる移動平均線を「支持線(サポートライン)」、または「抵抗線(レジスタンスライン)」と呼びます。

もし支持線を下に突き抜けたり、逆に抵抗線を上へ突き抜けることがあると、それまでとは反対方向へのトレンドに転換する可能性があります。価格の推移が移動平均線から離れれば、それだけそのトレンドが強いということを示します。更に移動平均線を短期と長期とで2本引くことによって、トレンドの転換点を推測することができます。長期の移動平均線が短期のものを下から上へ抜けることを「ゴールデンクロス」と言い、買いシグナルを示します。上から下に抜けることは「デッドクロス」と言い、売りシグナルを示します。

ローソク足と移動平均線を組み合わせよう

ローソク足と移動平均線はトレンドの転換や強さを推測することができる、優れたチャートです。しかしそれぞれ単独で使った場合には、予測通りに価格の推移しない「ダマし」に引っかかる可能性もあります。そこでローソク足と移動平均線を組み合わせることで、より精度の高い予測が可能となります。

トレンドの転換点などを判断するうえで、ローソク足と移動平均線の両方で同じ兆候が表れた場合は、片方のみよりもより正確な兆候だと言えるでしょう。更にローソク足が移動平均線よりも上に来ているときは上昇トレンド傾向であり、反対に下に来ている場合は下降トレンド傾向にあると言えます。

まず片方から始めて、チャートに慣れたらもうひとつのチャートを導入するといいでしょう。

分析の種類を知ろう

仮想通貨(暗号資産)の価格を予測するための分析手法には2通りあります。ひとつはチャートを使って相場の分析を行う「テクニカル分析」です。今回紹介したロウソク足や移動平均線はテクニカル分析の中でも代表的なチャートで、多くの投資家が参考にしています。ほかにも「ボリンジャーバンド」や「一目均衡表」など多くのチャートが存在しています。より多くのチャートを参考にしたほうが相場の予測が立てやすくなります。

もうひとつが情報を集めて適正価格を見極める「ファンダメンタル分析」です。株式では企業の財務状況、FXではこれまでの金利などの情報を収集します。ファンダメンタル分析はテクニカル分析と比べて中長期的な分析をすることができます。

仮想通貨は他の金融商品と違って適正価格を判断する基準がないために、ファンダメンタル分析は難しくなります。ただ仮想通貨の価格はニュースなどの外部要因によって大きく変動します。国家による仮想通貨の規制などはその最たる例です。

厳しい規制が課されると価格が下がることがある一方で、法規制によって仮想通貨の定義が決まると、仮想通貨市場にとっては長期的なプラスとなるため価格が上昇することがあります。他にも取引所が仮想通貨を流出させると、セキュリティ面の不安から価格が下降します。ハードフォークや新規ロードマップの発表などの技術的要因や、用途などで競合する仮想通貨の価格の変動なども価格の変動に関わります。ビットコインなどのメジャーな仮想通貨であれば日本語での情報も集めやすくなりますが、アルトコインだと英語などの情報に頼る必要があるでしょう。

しかしファンダメンタル分析をしておくと、テクニカル分析では説明の難しい価格の変動などを予測することができる場合もあります。チャートの動きを読み解くために、日頃から情報収集は欠かさないようにしてください。

まとめ

今回は仮想通貨(暗号資産)を取引するうえで大切なチャートの中でも最も代表的な、ローソク足と移動平均線を読み解くポイントを紹介しました。ボラティリティが大きく、ハイリスクハイリターンである仮想通貨では、トレンドを見極めて買い・売りのタイミングを見極めることがとても大切です。チャートの読み解くポイントを把握し、相場の予測へ役立てることで利益をあげやすくなるでしょう。一方でチャートのみに頼り過ぎるのではなく、情報収集を欠かさずに行うことで外部要因による変動も推測できます。ぜひ様々なことを仮想通貨の取引に役立ててください。

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