インターネット上のお金である仮想通貨とは
最近では仮想通貨という言葉はテレビやネットCM、口コミ等を通じて知る方は居ますが、実際にこれが何なのか解らない方は多いです。
仮想通貨はネット上のお金であり、これを暗号通貨や仮想通貨と表現しているのですが、前提として世界中の多くの方がインターネットを利用する時代になり、ネット上だけで使えるお金が産まれたと言えます。
ネットが普及した事によって、普段使う貨幣もネット上通貨も殆ど差を感じないという方も居ますし、今現在ではライフスタイルによって感じ方には差があると言えるでしょう。
ここで大きなメリットがあり、ネット上通貨の場合は国や換金レートも無いメリットがあるのですが、例えば海外の商品を購入したいならば、日本人なら円を他の通貨に変更する必要があります。
ところが、仮想通貨ならば国境も関係無くて、他国通貨への換金手数料も発生させずに、どこでも使えるのは大きな魅力です。
もちろんネットが無ければ役立たない通貨なのですが、インターネットが普及している環境が前提であり、ネット普及して利用する人には非常に便利でメリットの大きなお金と言えます。
さらに特殊な技術によって安全性も高く、ブロックチェーンという言葉は仮想通貨を語る上で欠かせないものですが、この技術によって安全安心取引を可能にします。
仮想通貨取引の安全を確保するブロックチェーン
仮想通貨取引では、ある仮想通貨アドレスから、どこかの仮想通貨アドレスに、いつどれだけ送金を行ったか等の情報が解るようになっています。
個人特定されないように暗号化されているものの、取引記録が解る仕組みであり、取引記録の改ざんが行われないように仮想通貨を持った全員が共同管理されていて、異なる取引記録が見つかれば取引記録が無かった事になるのです。
過去の取引記録データが詰まっている箱を連ねたものがブロックチェーンと表現され、この技術があるからこそ仮想通貨は不正無く安心安全に利用出来るようになっています。
取引を行う互いが監視しつつ、取引記録を保存し合っているようなものであり、ブロックチェーンは物凄く簡単に言えば台帳です。
しかも台帳は仮想通貨が誕生して今まで全ての取引を記録されていて、ブロックは一定期間内取引の塊、チェーンはそのブロックが繋がっている事を表現しています。
しかも台帳は皆で使える台帳であり、ネットで繋がっているからこそ誰でも使えるようになっていて、全ての取引記録を皆で持ち合い支えているものです。
利用者全体が持ち合い、誰もが使えて、誰もが改ざん出来ない、それが仮想通貨取引を安全かつ安心して使える土台になっています。
仮想通貨は世界共通通貨になりえる可能性
仮想通貨は現物のお金とは違って、あくまでネット上のデータです。
ですから世界中の誰とでも、仮想通貨のやりとりは安くて高速で行う事が出来て、これはメール等を送るような感覚でやりとりが可能になっています。
仮想通貨によって行われるお金のやりとりは、メール交換と同じように簡単であり、ネット環境が整ってさえいれば、相手がどこに居てもいつでもデータを飛ばして交換可能です。
いずれにしても仮想通貨は、買っておけば儲かるとか株や通貨取引のような印象を持つ方が居ますが、需要と供給に応じて価格変動が起こるので、安く買って高く売れば儲かるのは事実と言えます。
投機的な取引を行う面で魅力を感じる方も居ますが、相互監視台帳のシステムで誰も改ざん出来ず、送金等も高速で国境を超えて行える等の利便性は仮想通貨以外のジャンルでも活用されています。
様々な国には権力によって担保された通貨が存在しますが、仮想通貨は国や企業、個人が担保しているお金ではなく、将来的には世界共通通貨になりえる可能性を秘めたものです。
仮想通貨は儲け話ばかりが先行する傾向にあるのですが、仕組みを理解しておかないと損する可能性が高くなりますから、仮想通貨を支えるブロックチェーン技術等を知った上で利用すると良いでしょう。
