今日では日本にいてもオンラインサービスを使う機会は少なくありません。日本円は使えないことが多いため、海外へ送金をして両替をしなくてはなりません。従来、海外へ送金するには大手の銀行へ申し込み、コルレス銀行を経由することで両替をしました。そのため手数料も高く、銀行が開いている時間しか使えないなど不便な点もあります。現在ではネット銀行でも海外へ送金できますが、手数料の問題は解消できません。
そこで注目を浴びているのがオンライン決済サービスです。特に今回紹介するスティックペイは使いやすいサービスが目白押しで、今後目を離せません。口コミや評判も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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スティックペイはどのようなサービスか
スティックペイは香港に拠点を置くSticpayという企業が提供するオンライン決済サービスです。と言っても中国系ではなく、本社はイギリス系です。
従来、オンライン決済サービスは海外FXやオンラインカジノの利用者などが多く利用してきました。海外のウェブサイトはドルやユーロなどに対応する場合が多く、日本人は日本円を海外の通貨に変える必要がありました。ですがオンライン決済サービスでは、サービスを経由して即座にその国の銀行口座に出金可能です。スピード感と海外送金に比べて手数料を抑えられる部分が評価されていたのです。
実際にスティックペイもイラン、イラク、北朝鮮以外のすべての国の銀行口座へ出金することができます。海外旅行へ行く際には為替の準備をしなくて済むので手間を減らすことができます。更にスティックペイでは、FXやオンラインカジノの利用者でなくとも恩恵にあずかれるようなサービスが充実しています。
海外送金だけでなく毎日の買い物に利用できる
スティックペイの利用者は専用のプリペイドカードである「スティックペイカード」を発行・利用することができます。これはUnionpay(銀聯)対応のプリペイドカードです。アカウントへ入金したお金をUnionpay対応店舗で決済に利用できます。海外送金に限らずデビットカードのように毎日の買い物に利用できます。なので使い勝手が非常によくなります。
かつては同じくオンライン決済サービスを提供していたエコペイズがカードを発行していましたが、2018年にEU圏外での利用ができなくなっています。そのためスティックペイのサービスは今後注目を浴びることでしょう。
プリペイドカードはキャッシュレス決済の手段としても注目されています。スティックペイカードは月に9000ドルまでしか決済できないようになっているので、使い過ぎる心配もありません。海外でもスティックペイカード1枚あれば食事や買い物を済ませられます。もしカードを使えない店舗でも、Unionpay対応ATMから現地の通貨を引き落とすことができます。
カードを発行するには口座に110ドル以上を入金しておく必要があります。発行に際しては配送料として40ドル、初期チャージ分として500香港ドルが引き落とされます。スティックペイでは入金手段が豊富にあります。もしカードを発行しようと思ったら自分に合った方法であらかじめ資金を入れておきましょう。
仮想通貨(暗号資産)で入金ができる
スティックペイでは以下の方法でアカウントに入金することができます。
- 国内銀行送金
- 海外銀行送金
- クレジットカード
- UnionPay
- 仮想通貨（暗号資産）
- 外サービスから入金
このうち国内銀行送金は日本の銀行口座ではできません。そのため日本国内でスティックペイの口座へ入金するにはクレジットカードかUnionPay、仮想通貨、他サービスを利用します。特に使用頻度が高くなるのが、クレジットカードと仮想通貨でしょう。
スティックペイはVisaとMasterCardに対応しています。一度カード情報をアップロードしてしまえば、好きな金額を24時間いつでも入金できます。入金もすぐに反映されるのでストレスはありません。
また仮想通貨で入金できる点は、スティックペイが他の同様のサービスと差別化できる部分のひとつです。スティックペイには各通貨ごとに専用の口座を作ることができますが、初めて登録した時点で自動的にビットコインのウォレットが用意されています。ビットコインのほかにもイーサリアムとライトコインにも対応していますが、こちらは個別にウォレットの申請をしなければ入金できません。
仮想通貨は投資の対象としては有名ですが、日本ではまだ決済手段として普及しているとは言い難いです。スティックペイではビットコイン対応のサービスで利用できるほか、必要に応じてビットコインを両替して決済手段として利用することもできます。日頃から仮想通貨取引に親しんでいる人は、新たな決済手段としてスティックペイを利用してみてもいいでしょう。
更にスティックペイは利用に応じて獲得できる、独自のトークンである「SCOIN」を発行しています。1SCOIN＝1ドルの比率で交換でき、現時点ではポイント還元やキャッシュバックのような形となっています。
スティックペイは今後はSCOINのICOを行い、仮想通貨取引所への上場を目指しています。もし計画が順調に進めば、1SCOINが1ドル以上の価値を有することも充分考えられます。わざわざ取引所で買わなくてもスティックペイを利用していれば受け取ることができるため、利用者優位のサービスだと言えるでしょう。
嬉しい完全日本語サポート
スティックペイは海外旅行のお供としてぜひ利用したいサービスのひとつです。為替の準備をしなくても、アカウントに日本円を入れておくだけで簡単に現地の通貨へ両替できます。
旅先ではトラブルが付き物です。もし何らかの事情でスティックペイが使えなくなった場合、死活問題となります。お金やウェブサービスに関する言葉は英語や他の言語で説明が難しいです。まして海外となると、平静ではいられません。しかし、スティックペイは完全に日本語に対応したメールサポートサービスが用意されています。慣れ親しんだ言葉で迅速にトラブルに対応してくれるのは、安心感があるでしょう。
メールサポートは平日の10時から18時まで設けられています。スティックペイで何か困ったことがあれば、頼りにしてください。
スティックペイの口コミや評判を紹介
スティックペイはイングランドのサッカークラブであるサンダーランドAFCのオフィシャルスポンサーを務めるなど、EU圏を中心に海外での知名度を上げています。
しかし日本ではまだ一般的な知名度が高いとは言えません。SNSで投稿された、スティックペイの口コミが以下のものです。
パイザカジノから出金したっ とりあえず１０万円出金したけど、相変わらず出金スピード。一枚目の画像の右下にちっさく時間があるんだけど、13：20ってなってて、スティックペイ着金が13：26。ホント好きｗ pic.twitter.com/y1FuOEkYit
— あゆ太郎＠オンラインカジノ (@casinoayutarou) August 5, 2019
スティックペイちょいややこしいけどatm出金出来るってやっぱ強い
— ひいらぎ@ブックメーカー (@hiiragibet) July 30, 2019
スティックペイATM出金いくらなんでも高すぎる！ BMから戻したEUR額をその時で見たレートから換算 €→スティック円→スティックカードHKD→国内ATM円と無駄が多い展開で51000JPY下ろすのに5816円約11.10%の犠牲 カードで下ろすと決めてるなら€→HKD→国内円ならもう少し安いかも。#stickpay
— LoliconMeister (@nizirori) July 19, 2019
スティックペイで出金したいけど、今はできないっぽいからイーサリアムで出金してすぐ現金に変えてる。そのままイーサリアムかビットコインでもっといてもいいけど、減るのやだから、すぐ変える。手数料で少なくなるのはまあ仕方ない。
— sera@声真似発掘しますよ。 (@sera_jp) June 18, 2019
日本でスティックペイを導入しているのは、まだオンラインカジノや海外FXの利用者が中心のようです。出金速度などが高く評価される一方、手数料が高いという声もあります。また時折入出金方法にトラブルが発生して、突然使えなくなることがあるようです。SNSでも同様のことが投稿されるので、もし何かトラブルが起きた場合にはSNSで情報収集をするといいでしょう。
まとめ
今回は独自のサービスで要注目のスティックペイについて口コミや評判を紹介しました。スティックペイはプリペイドカードを発行しており、利便性が高いうえ仮想通貨(暗号資産)での入出金や日本語に対応したメールサポートも充実しています。とても日本人向けのオンライン決済サービスと言えるでしょう。
現状ではオンラインカジノや海外FXの利用者が主なサービス層となっているようですが、今後はそうでない人にも利用が広がっていく可能性はあります。出金スピードなどが評価されますが、突然のトラブルなどまだサービス自体が不安定になることがあるようです。何かトラブルが起きた場合はSNSなどで情報を集めたり、メールサポートへ問い合わせを行うなど落ち着いた対応をするようにしましょう。
