仮想通貨トロンの特徴は何？
仮想通貨トロン(TRON、単位:TRX)は、2017年に設立された新しい通貨ですが、時価総額ランキングでは2018年8月初旬時点で11位に付ける目覚ましい成長をしています。その理由として、シンガポールの｢TRON財団｣が開発した事での安心感や今後の成長が期待されている事が、好感をされて伸びたとされています。
仮想通貨全体としては、昨年末から初頭をピークにしてそこから下落し始め、最近は再び持ち直してきています。しかし、トロンの場合は他の通貨のように大きな下落をせずに持ちこたえてきたのが、最大の特徴です。
これは通常の通貨だと、ビットコインを始めとした仮想通貨全体の値動きに沿った動きとなりがちです。そこが、同じ投資でも株式の銘柄や為替の各国通貨と異なる点なのですが、トロンは独自性を保つ事に成功したのです。
ですから、今後再び仮想通貨全体が下落するような事があっても、トロンに関しては同調して値下がりをする可能性が低く、将来的な投資対象としても申し分ないポテンシャルがあると思われます。
また技術的にも、ビットコインに次ぐ有名コイン｢イーサリアム｣のブロックチェーンを利用していて、その安心感も投資家にウケている理由だと分析できます。
ビットコインとトロンのどちらが初心者向け
それでも、仮想通貨の初心者が最初に購入するコインは、ビットコインというパターンが圧倒的に多いです。その理由として、
- ・仮想通貨で最も有名
- ・周囲の友人知人もビットコインを購入
- ・ビットコインは国内取引所有り、しかしトロンは海外業者のみ
これらが懸念材料となり、トロンに興味があっても最初はビットコイン購入という流れになります。しかし、トロンを購入するには確かに国内業者は存在しませんが、今後は出てくる可能性がありますし、また海外業者を利用すれば購入可能です。
海外業者と言っても、日本でも有名な業者｢バイナンス｣は日本語対応ですし、他にもいくつもの業者が参入しています。さらに、トロンを購入している個人投資家がその方法をブログなどで丁寧に解説しています。それを参考にすれば、購入が難しく断念する事はないでしょう。
よって、最終的にまとめるなら、一見すると初心者向けの通貨は有名なビットコインだと思われますが、初心者でも”儲けたい”ならトロンの方をお勧めします。既に価格が上がり過ぎて下落する時は一気に落ちるビットコインよりも、将来性があり独自の値動きで期待感があるトロンの方が堅実な投資になるのです。
仮想通貨を建てるだけに興味があるなら、ビットコインでも他コインでも何でも良いですが、お金を増やしたいなら期待感がある方のチャンスに賭けるのです。
仮想通貨トロンは今後上がっていくのか？
最後に、仮想通貨トロンが今後はどうなっていくか分析をしていきます。トロンが今年2月以降も堅調な動きをした理由として、トロンに関する良いニュースが続いた事も関係しています。曰く、台湾の自転車シェアリング企業｢OBIKE｣との提携など、仮想通貨の中では明るい話題が注目されたのです。
ですから、今後もこのような提携や将来性を期待できる報道が出れば、トロン価格も上がっていくと思われます。また、仮想通貨全体が上がっていけば、割安感からさらにもうひと段階の値上がりも有りえます。
しかし、最近の値動きは停滞気味で上がるのか、それとも下がっていくのか判断が難しいのも正直なところです。仮想通貨全体で考えるなら、今年初頭のような悪い報道が続く事もなさそうですし、コイン管理もさらに徹底しているので流出などはなさそうです。
そうなると下がる材料は出尽くして、後は上がるのを待つだけという判断が大勢ではないでしょうか？ 過去には株価や為替も、大暴落が起こると世界の終わりのように叩かれますが、その後は結局は元の鞘に納まるのが投資というものです。
それを踏まえると、トロンに対して強気な買いの行動を起こすと、数年後には”億り人”になっているかも知れません。
