nxtという仮想通貨はどんなもの？

nxtという仮想通貨は？

仮想通貨と言えば、ビットコインやイーサリアム等か知名度が高く、多くの人が初めて仮想通貨を購入する時に、これらの物に注目することでしょう。
しかし、世の中には1,600種類以上の仮想通貨があります。
その中の1つにnxt(ネクスト)と呼ばれる仮想通貨があります。
ビットコインがリリースされて以降、色々なの機能を実装している分散型のプラットフォームが立ち上がってきました。

その中でも、nxtは独自のブロックチェーンを利用した分散のプラットフォームを持った仮想通貨です。

また、nxtの取引承認システムはビットコインで使われているPoWと異なり、PoS（Proof of Stake）という仕組みを採用しています。
ビットコインのPoWは、コンピューターの計算能力が高く、それだけに承認者に選ばれる可能性が高くなり、マイニングに伴う報酬を得る確率が高くなってくるのですが、PoSはnxtの通貨保有量を利用することで、その保有量が多くすることで、承認者に選ばれる可能性が高まっていくという仕組みを取っています。

このような独自の形態を取っているnxtには、新たな購入者を取り込み、これからますます成長していこうという機運が高まっています。

nxtの特徴とは何？

ビットコインの承認システムで使われるPoWは、コンピューターの性能が向上することにより、コンピューター購入の初期投資やランニングコスト膨らむ傾向がありますので、それだけの設備投資をしなければ競争に打ち勝つことができません。

一方のnxtで使われるPoSは、コンピューターへの初期投資やランニングコストにかける費用が要らない上に、nxtの保有量の多さにより権限が決まっいくので、Pofと同じくお金を持っている人が儲かることになるでしょう。
但し、nxtの取引承認作業は、採掘と呼ばれるマイニング方式を取っておらず、鍛造ないしはフォージングと言う方式を取っており、発行上限も10億NXTと決れていますが、既に上限まで発行されているために、承認作業に伴う報酬が取引手数料となります。

また、nxtはある特定のユーザーに通貨の保有が集まり、かなりの偏よりを見せています。
そのために、マイニングの計算能力の過半数を悪意の持ったグループが保持してしまう51%攻撃の可能性が高くなっていくことから、nxtでは720ブロック以前のブロックチェーン再構成かてきないよつな仕組みを作っているのです。
これもまたnxtらしい特徴の1つと言えるでしょう。

nxtのこれからの動向は

nxtはリリースされてから以降、2017年の仮想通貨全体のマーケットが急成長したことにより、この通貨の価格も値上がりを見せてしました。
しかし、nxtに関する特別なトピックスや期待感がなかっただけに、ほかの仮想通貨と似た動きをしていました。

現在は、通貨価格は底上げした価格に落ち着いている状況と言えます。
しかし、nxtが採用しているPosは、前述の通り取引承認の段階でコインの保有量の良し悪しが大きく影響するために、多額のnxtを持っている人にインセンティブが入る仕組みから、資産の偏りを生じてしまいます。
しかし、PoSはスケーラビリティの問題を解消したり、PoWと比較して消費電力が少なく環境に勝れている強みもあります。

ただ、このnxtからハードフォーク分岐してできた仮想通貨Ardorなどが誕生しているので、nxtの価値をこれからも一定水準で維持するためには、新たなメリットとなるポイントがなければ、大きな期待は望めないかもしれません。
尚、現在ではnxtを日本国内の取引所では取り引きしている所がないために、海外の取引所であるPoloniexやBittrexで購入する必要があります。

ただし、海外の取引所で購入するにしても、まず国内取引所でビットコインを購入した後に、送金する必要がありますので、必ず国内取引所の登録を済ませておかねばなりません。